「東松島市語り部 山縣嘉恵さん」
大久保悠アナウンサー 取材リポート
昨年末にインドネシアのバンダアチェ市を訪問し、式典や現地の学校、津波博物館などを訪ねた山縣嘉恵さんに、現地で感じたことなどを伺った。
津波から20年の式典に訪れると、現地の人たちは来てくれてありがとうという気持ちが強く、とてもフレンドリーだったと山縣さんは話す。
今回の訪問では高台に移転し生活をしている住民や震災後に生まれた子ども、東松島市と相互復興事業でかかわりの深かったランブン村の元村長にも当時の様子や現在の様子を伺った。
訪問先の一つである津波博物館では、解説員の方々がJICAのプログラムで日本の被災地を訪ねた際に学んだ、日本の伝承活動や語り部の話の伝え方を実践している。
展示や話す内容の工夫、避難訓練やワークショップを開くなど、若い解説員の方々が意欲的に取り組んでいる姿に山縣さんは感激されたそう。