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2025年3月3日(月)放送

「昭和三陸地震津波」
東北大学災害科学国際研究所 准教授 蝦名裕一さん
根本宣彦アナウンサー 取材リポート

昭和3年(1933年)に発生した昭和三陸地震津波から今日で92年。岩手県の三陸沖を震源としてM8.1の地震が発生し、宮古、仙台、石巻、福島で震度5を観測した他、地震発生から30分~1時間後には大津波が北海道から三陸の沿岸を襲った。
この津波によって宮城県から北海道の沿岸部で合わせて死者1522人、行方不明者1542人という被害がでた。この津波の後には、防潮堤の建設や住宅の制限、漁村の区画整理、防災輪の設置などが進められた。
昭和三陸地震津波の後に被災地では多数の津波記念碑が建てられ、教訓が伝えられている。東日本大震災の際、岩手県宮古市姉吉地区では記念碑の「ここより下に家を建てるな」という教訓を守り、津波被害を免れたという事例もある。
東日本大震災から14年が経とうとしている今、我々の体験をどのように教訓化していくか、どのように後世に伝わる形にしていくかというのが、今現在の我々の課題だと蝦名准教授は話した。

「第4回世界防災フォーラム」
世界防災フォーラム 代表理事 小野裕一さん
根本宣彦アナウンサー 取材リポート

今月7日から9日まで防災の大切さを世界に発信する「第4回世界防災フォーラム」が仙台国際センターで開催される。
2年に1回仙台で行われるこのフォーラム。今年のキャッチフレーズは「どうするキコヘン」。様々な気候変動に対して我々がどういう風に適応していけばいいのかを防災の観点から考えていく。3日間、大学や国際機関などのセッション、ポスター発表、ブース展示が行われ、災害から命や地域を守るための知恵や取り組みを報告する。
また、今回の世界防災フォーラムでは初めて東日本大震災や気候変動を題材にした映画の上映も行われる。
「第4回世界防災フォーラム」は入場無料。プログラムの具体的な内容などは「世界防災フォーラム」のホームページをご覧ください。
HP:https://worldbosaiforum.com

番組へのメッセージ

番組へのおたよりおよび災害時の情報は以下方法で受け付けております。

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