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2025年3月10日(月)放送

「町内会の防災・減災」
東八番丁町内会のみなさん
佐々木夏音アナウンサー 取材リポート

東八番丁町内会では防災・減災について学ぶ機会を積極的に設けている。1月18日には防災訓練が行われた。会長や副会長を中心に、代表の会員が班員の家々を歩いて回り、家の軒先やポストにかけられる「黄色いタオル」の有無で、地震が起きた際の安否確認を行うというものだ。
またこの日は、町内の安否確認の後、仙台市生涯学習センターに移動し、仙台市防災減災アドバイザーの早坂政人さんを講師に迎え、VRを活用した防災・減災のための学習も行われ、参加した人からは臨場感があり危機感を感じた、震災当時のことを思い出した、といった感想があった。
最終的な目標はこの地域を良くしたいということ。防災・減災やお茶飲み会など様々なイベントに取り組みながら地域に住む人が繋がりを作っていき、生き心地が良くなるような地域を作っていきたいと町内会会員の有坂さんは話した。

「仙台市の町内会の防災減災の取組みについて」
仙台市防災減災アドバイザー 早坂政人さん
スタジオ出演

今回の東八番丁町内会の防災減災VR体験で講師となった仙台市防災減災アドバイザーの早坂政人さんに町内会の防災・減災の取組みについて伺った。
仙台市では昭和53年の宮城県沖地震を契機に町内会を中心とした防災組織結成の取組みを進め、平成22年には町内会全体に占める結成率が95%を上回っている。
東日本大震災が発生し、行政や防災関係機関のみによる災害対応の限界を痛感したことで、改めて自助と共助の重要性が認識され、町内会など多くの市民団体が消火や救助、避難所運営など実用的な訓練や、座談会や研修会などの座学に取り組んでいる。
仙台市では基本的な活動のほか、避難所の仕組みや支援活動の紹介をしている自主防災活動の手引きを発行している。町内会の加入者が年々少なくなっているが、学校や地区の組織と連携して防災・減災活動を進めていただきたいと早坂さんは話した。

番組へのメッセージ

番組へのおたよりおよび災害時の情報は以下方法で受け付けております。

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