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2025年4月7日(月)放送

「千島海溝巨大地震」
東北大学災害科学国際研究所 富田史章助教
根本宣彦アナウンサー 取材リポート

東北大学をはじめとした研究グループが千島海溝のプレートの境界でのひずみの蓄積状況を2019年から調査している。その結果、M9近い巨大地震を引き起こすひずみが蓄積されている可能性があることが分かった。過去にも千島海溝ではM8前後の地震は繰り返し発生していて、近年では2003年に起こった十勝沖地震も同じ震源域であり、17世紀にはM8.8程度の超巨大地震も起こったと推定されている。
5年間にわたってひずみを調査してきたが、今回の調査の結果、陸と海のプレートがくっついた状態で年間8cm程度沈み込んでいることが分かった。この調査で17世紀の超巨大地震が現実的に存在するリスクとして捉えられるようになったと富田さんは話した。

「春から宮城県で新生活をはじめた方々へ」
仙台市防災・減災アドバイザー 早坂政人さん
スタジオ出演

宮城県は自然豊かで穏やかな気候のため暮らしやすい反面、地震や大雨災害のリスクがある。災害リスクは「ハザードマップ」で確認をすることができる。災害リスクごとにいくつもの種類が用意されているので市町村の窓口やホームページで確認をして欲しい。
地震の対策は引っ越しや部屋の模様替えをしている今が確認のチャンス。布団に入った時に周りを見て、落ちてくるもの、倒れてくる家具が無いかを確認して、まずはそこから手を付けて欲しい。
食料品や日用品の備えは、普段食べているものを少し多めに購入して食べた分だけ補充する「循環備蓄(ローリングストック)」がおすすめ。目安は1週間分。
職場や学校などで大きな地震に遭遇した場合は、帰宅困難になる場合もある。東日本大震災では帰宅困難者が駅に集まり混雑が起こってしまっている。ここで大事なのは「みんなが一斉に帰宅する行動を控える」こと。そのため「家族との安否確認の方法を決めておくこと」「職場や学校に宿泊するための備えをしておくこと」「徒歩で帰るための備えをしておくこと」が大切だ。

番組へのメッセージ

番組へのおたよりおよび災害時の情報は以下方法で受け付けております。

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