「三陸沿岸の物語を未来へ紡ぐ~みんなで語ろう女川の話~」
本のさかい 酒井重義さん
小説家 阿部圭いちさん
佐々木夏音アナウンサー 取材リポート
8月10日に女川町の「女川フューチャーセンターCamass」では、女川町や石巻など三陸沿岸出身の参加者が地域の歴史などを語り合う「三陸沿岸の物語を未来へ紡ぐ~みんなで語ろう女川の話~」が行われた。主催したのは女川町女川にある書店「本のさかい」。
今回のイベントでは女川町出身の小説家阿部圭いちさんによる講演会と、参加者が持ち寄った女川の思い出話や七不思議などについて共有し語り合うワークショップが行われた。
阿部圭いちさんは昨年10月に出版した小説『海翔けた龍の記憶』を通して、歴史や民俗の伝承について講演を行い、ワークショップでは女川町をテーマに両親から聞いた話や幼い頃の原体験など女川町の物語を20代から70年代の参加者35人が語り合った。
地元の事を知らない人も、知っているけれども発信できない人たちも、お互いが交わることで情報共有をできるので、次の世代へつながる取り組みだと阿部圭いちさんは話した。
