「日本カーシェアリング協会」
日本カーシェアリング協会 石渡賢大さん
大久保悠アナウンサー 取材レポート
日本カーシェアリング協会は東日本大震災で約6万台の車が被災した石巻市で設立したNPO団体で、震災後に自動車の寄付を募り仮設住宅で車を共同利用するカーシェアリングを開始した。設立から15年を迎え現在では石巻をはじめ日本全国に拠点を設け、災害の支援を行っている。
今年8月の九州豪雨の支援活動の中で新たに始まったのが「車の寄付で被災地応援プロジェクト」。これは車の寄付を1000台集めるというプロジェクトで、被災された方に届ける車を500台、そして資金を確保するための廃車になるような動かせない車500台の寄付を呼び掛けている。
元々は被災された方の生活を支えることに重きを置いていたカーシェアリング活動であるが、能登半島地震を契機にボランティアセンターや自治体の方にも車を届けられるようにしていこうと取り組んでいる。
車を買い替えるタイミングや、免許返納のタイミングなどで車を手放す際は一度車の寄付ということも考えてみてください。
https://www.japan-csa.org/benefaction/car.php
「みやぎ発 防災レシピカレンダー」
宮城学院女子大学 Food and smile OG 大内みゆきさん
くらしの学びサポートオフィス 菅原さやかさん
塩入未央アナウンサー 取材レポート
宮城学院女子大学の学生ボランティアサークル「Food and smile」がレシピを考案している『防災レシピカレンダー』。月ごとに防災食の写真とレシピが掲載されているこのカレンダーは2023年から発行されている。2014年から活動がはじまった「Food and smile」は元々児童館への食育活動を中心に行っていたが、現在では防災食を中心とした活動をしている。彼女らの活動をサポートしているのが、くらしの学びサポートオフィスの菅原さやかさん。コロナ禍で食育活動ができなくなった学生たちと『防災レシピカレンダー』を作ることに。9月15日に行われた2026年版の『防災レシピカレンダー』のレシピ撮影会では、学生たちが災害時の事や栄養素の事を考えて考案したレシピを調理し、撮影が行われていた。菅原さんは、どの家庭にもあるカレンダーという形でレシピを残すことで防災が身近になるきっかけになればと話した。
